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●鯉とはどんな魚?
錦鯉はとても気軽に飼える魚です。錦鯉には、「お金持ちだけが楽しめる高価な魚」とか、「毎日世話をしなければ死んでしまうから大変」とか、「広い池がないと飼えない」などというイメージがつきものですが、まったくそんなことはありません。
当店には、一尾300円という安い錦鯉からいて、おこづかい程度で十分お買い求めいただけます。 数百万円の錦鯉は、全体の中からすればほんのわずかな数です。錦鯉は気軽に買えて、それでいていろんな楽しみがある趣味なのです。
また、錦鯉は何でも食べるので飼育が大変簡単です。しかも、数日くらいなら、餌をやらなくても平気です。なので、1週間くらいの旅行なら放置したままでも生命の危険はありません。

●錦鯉はどんなところでも飼えるんだよ。
錦鯉はいろんな環境になれやすく、たいていの場所で飼育ができます。 大きな庭園がなくても、1坪の小型池でも、ベランダに置いた強化プラスチック(FRP水槽)でも飼育できます。

 
       
   
 

最近では、ガラス水槽の中で飼育する人も増えていて、インテリアとしての錦鯉飼育も魅力があります。

 
   
 

そもそも錦鯉は急激な変化さえなければ、水温・水質の変化など、いろいろな環境で生きます。病気に強く、たいていの水で飼えます。氷点下や40度C近い水温でも生命を維持することができるので、世界中ほとんどどこでも飼育が可能です。

●錦鯉飼育はなぜ楽しい?
趣味であるからには楽しみがあるわけですが、錦鯉飼育の楽しみをおおまかにあげると4つほどあると言えます。
まず、ひとつめは“成長する”ということです。錦鯉は、十数センチのミニ鯉から1メートルを超えようかというジャンボ鯉にまで成長します。もちろん、それなりの設備は必要ですが、そこまで大きくしなくとも、ある程度の大きさできれいに成長させることもできます。将来性のある稚魚を安く入手して、日頃の飼育によってすばらしい錦鯉へと成長させて、品評会で入賞を果 たしたなどという例はたくさんあります。「錦鯉は成長する美である」という言葉は、まさしく“成長する”という喜びを飼う人に与えてくれることを示しています。
ふたつめは“多様である”ということです。品種としては御三家(紅白・大正三色・昭和三色)が代表品種ですが、それ以外にも品種はまさしく数限りなく広がって、品評会での決められた17品種の他に変わりものと言って、世界にただ一種しかいないという錦鯉もいます。その色合いも絵の具の色より豊富で、白、赤、黒、藍、黄、オレンジ、金、銀などをはじめとして、緑や紫の鯉も新品種として登場しています。現在も全国各地で、次々と新しい品種の作出が試みられています。
また、錦鯉の模様には同じものがなく、 “自分の鯉は世界でただ一つ”と、飼育者の好みで様々な模様を選ぶことができます。種類・模様の組合せで池の中を演出デザインすると楽しいでしょう。
みっつめは“平和である” ということです。錦鯉にはボスもいなければ、オスがいばってメスをいじめることもありません。また、にわとりのように新入者をいじめることもなく、じつに平和です。性質は穏やかで、人に慣れやすく、簡単に手から餌を食べるようになります。慣れてくると主人の足音がわかるようになり、庭に立つやいなや水面 に顔を出してきます。池のそばにじっとたたずみ、争いごとのない鯉のとても優雅な群泳を眺めていると、ストレス解消になります。
よっつめは“長生きする”ということです。その昔、春に買った錦鯉は冬を越すことができずに1年限りのペットと考えられていました。その後の飼育技術の向上により、飼育した錦鯉を簡単に殺すことがなくなったばかりでなく、10年、20年と共に人生を歩むことができ、70年くらいの寿命を持つとさえ言われています。 今まであげたことが、あくまでおおまかな楽しみで、愛好家の方それぞれが独自の魅力を錦鯉に感じておられます。あなた自身の錦鯉の楽しみを探してみてはどうでしょうか。

 

   
 

■錦鯉飼育の要点

●まず、池のろ過循環を
池は限定された小さな空間です。かりに、この小さな空間を完全に閉じたとしたら、たちまちのうちにフンや餌の残りで汚れてしまいます。

ろ過槽はバクテリアの住処となるように

そこで、錦鯉を上手に飼育していくには、まず池に対して何らかの設備をしてやる必要があります。これが「ろ過循環」と呼ばれるものです。

酸素は、人間だけでなく、鯉にも必要なもの

汚れた水をろ過槽へ入れて、ろ過槽内でバクテリアの働きによって水の浄化を行います。これによって、鯉の健康状態はきわめて良好になり、餌食いもよくなり、さらに運動も活発になって、どんどん成長していきます。 ろ過槽にはバクテリアの住み家となるろ材と、その活動に必要となる酸素が必要です。市販されているろ材を使い、十分にエアーコンプレッサーなどで酸素を送り込みましょう。

●錦鯉を上手に飼うには
鯉を飼ううちでもっとも大切なことは、「水作り」と「酸素補給」です。水作りとは鯉がより健康に育つための水環境のことを言い、新水の量 や池の大きさとろ過槽のバランスを調整することです。水中の溶存酸素が不足してくると鯉を一度に殺してしまう恐れがあります。鯉が池全体を元気にまんべんなく泳いでいれば、酸素も十分に供給されて、水作りも順調で、鯉の健康状態はよいと言えます。

健康な状態なら鯉は優々と泳ぎます

また、与える餌の量は水温やそれぞれの池の条件によって食べる量 が変わりますが、一般的には1回が2〜3分で食べきるくらいが適当です。与えすぎにはくれぐれも注意し、回数は水温や太り具合に応じて決めてください。

 

   

 

このページは、広島(株)小西養鯉場様に資料をご提供いただきました。

 

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■池の作り方

●池を作るには…
日本中にはたくさんの池がありますが、ひとつとして同じ池はないと思います。どんな池を作るかは、それぞれ家の構造や位 置、そして庭や空き地の条件によって異なってきます。

池のフローチャート(例)

◆池の場所
1日のうち3〜5時間くらい日光があたり、夕陽がなるべく当たらない位 置が錦鯉の池として適しています。柔らかな朝の日光は池にいくら当たってもかまいませんが、夕方の強い西日に対しては、日覆を設けるなどして、紫外線を多く含んだ直射日光を避けたほうがいいでしょう。

◆池の大きさ
池の大きさは、飼育する鯉の大きさと数とによって異なってきます。大は小をかねるという言葉がありますが、小さいスペースでも十分飼育できます。また、池の水深があまりにも浅いと、昼夜の水温差が大きくなり、鯉にストレスが加わり、病気にもかかりやすくなります。

◆池の形
管理しやすい池の形は、長方形の四隅を丸くかたどった、いわゆる弁当箱型が一番いいとされています。四隅に丸みをつけた形にすると、水が一定方向に回ってよどむ場所がなくなるので、フンやゴミが池底の四隅にたまりません。また、水流をつけることによって、鯉の運動が促進されるという利点もあります。

●池の設備にはどんなものが?
水質が急変したり、1日のうちの水温差が大きすぎると、鯉には負担です。したがって、池の水質が一定になることが大事です。
池作りの際、最も重要視すべき点は、水替えを必要としない池を設計するということです。
夏季になると池の水が濁り、たびたび水替えの必要にせまられる池は、池の作り方やろ過槽などの設備が整っていないからです。
また、多量の水替えは水環境を急激に変えるので、病気の原因になります。

◆ろ過槽
「水作り」には、バクテリアによる水の浄化力を必要とします。ろ過層をできるだけ大きくとる必要がありますが、場所に余裕がない場合は、市販の濾過槽やろ過機を用いれば、場所をとりません。
ろ材としては、以前は砕石が多く利用されていましたが、近年は人工ろ材が主流になってきています。そしてまた、バクテリアの生息する条件を考慮して、表面 積が多く、洗浄しやすいロールろ材が好まれるようになっています。
ろ過には、バクテリアの絶え間ない繁殖を必要とするので、池へのエアレーションは絶対に欠かすことができません。
また、夏場に水温が高くなると、アオコが繁殖する場合があります。アオコそのものが鯉自体を冒すものではありませんが、アオコは酸素不足の原因になりますし、水が青くなると、肝心の鯉が観賞できなくなります。そんな場合、ろ過槽や水路に殺菌灯の設置をおすすめします。

◆新水の補給
新水の補給量は、池の循環ろ過システムが完備してあれば少しの量でOKです。また、新水の量が一定でなかったり、新水の入れすぎは病気になる原因の一つですので注意してください。新水の種類は、適応性が高い鯉のことですから地下水、水道水などで十分です。

◆越冬設備
鯉は水温が8度以下になると池底に沈んでじっとしたまま動かなくなりますが、この状態を指して鯉が冬眠状態に入ったといいます。 冬眠は、鯉の生理現象のひとつですから、自然に逆らわずに越冬させてもいいでしょう。また、ヒーターなどを使用して暖めてやれば楽に越冬させることができ、冬の間も餌をやったり、泳ぎ回る姿を観賞する楽しみも増えます。